2015年10月6日火曜日

閑話休題:個人ごと

こんにちは、音枷です。
生きてます(なんとか)

そんでもって来年から女子大生じゃなくなりますね。どうしようかしら。
最近何の研究してるの?と聞かれることが多いんですけど、自分でも上手く言えません。

ちょっと認知科学入っていることを分かってもらった上で誤解を恐れずにいうと

「都市の中における心地好い空間とはどういう空間であるか、どうすれば作れるか、どのようなネットワーク(都市ごとに違う)を形成しているのか」

について研究してます。
ということで、研究の中で行きまくってる都市や建築について紹介しまくりたいんですけどね。

やることが山積みで遊ぶ予定も山積みで中々自分の時間も取れず(自業自得)

さて、で、私も学生生活最後の年になったので。
わたくしが専門としている都市とはなんなのでしょうか?

建築物の集まりでしょうか? ーいえ、廃墟は都市ではありません。
人間の営みが加わればいいでしょうか? ー人間が生活しているだけなら、村でしょうね。
では、他の場所への移動、交通システムが加わればよいでしょうか? ーなんかよさそうな感じになってきましたね。

貴方は今住んでいる場所が、そのまちが、好きですか?

近代と呼ばれる時代になるまで、人々は外の世界を知りませんでした。
活版印刷技術が出来るまで、基本的に情報はとても高価であり、伝聞と言う形でしか伝わらなかったので、所謂”まちのそと”は本の中の世界、夢の中の世界、そのようなものでした。

それが、交通システムが栄え、メディアが発達し、世界の裏側までも半日で行けてしまう世界になって、人々は自分の暮らし、つまりまちを評価しはじめたのです。

「良いまちを作りましょう」は昔と今では意味が違います。

移動がなかった時代、良いまちの”まち”とは単にコミュニティのことを指していました。
「仲良くしましょう」と同義ですね。
現在、”まち”というと各主要施設(スーパー、郵便局、コンビニ、etc)の位置から交通の便、コミュニティまで様々なものを指しますね。曖昧ですね。

都市計画、まちづくりという学問はそれゆえ歴史が浅いのです。
あって、500年くらいですかね。
建築学なんぞ、古代ローマから(パンテオンとか黄金比とかね)研究し尽くされている。
しかも、ころころ説が変わる。

なんて面白いんだ

「はっ?」ってなったかもしれませんが、面白いんですよ。これが。
つまるところ「都市計画・まちづくり」は今の世界に対する、今の人々の暮らしにある問題点の解決を提示していくことであるんですよ。
その時代時代のニーズや技術、その他いろいろな、本当に色々なことを考慮して、考えて考えて、自分の最善の答えを出して提示していく。

衣食住というくらい、人間の暮らしの三分の一を占めているものを普段殆どの人が接しているものをどうしたらよくなるか考える。
もう、なんか思いついた日には快感ですよね。
しかも、イベント=仮のまち、で試すことだってできる。

ある意味ゲームみたいな感じなのかもしれないですけど。
自分が提案したことで暮らしが良くなって、より良い社会になっていったら、楽しくてたまらないね。

そんでもって、私はそういう仕事をこれからしますよ。
学生時代はシミュレーションもしくは調査ばっかりだったけど、これから提案して行けるのかと思うと小躍りしたいね(笑)

これから建築学や都市計画学を志す人は、自分が住んでるまちを好きだと、愛していると、好きになれる努力をしていると、良いと思うなぁ。


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