2015年7月30日木曜日

建築紹介6:葛西臨海公園

 夏ですね!私のいる研究室はとても緑豊かなところに立地しているので(窓から竹林が見えます。風流だね)とてもとても虫が多いです。そんでもって、建築意匠の関係上、うちの研究室の窓には網戸がありません!なんでやねん!ってことで毎日虫よけが欠かせません。早く夏終わらないかな・・・・
 本文とは関係ないんですけど、ドイツの哲学者にAmielさんという人がいらっしゃって、有名な「Fais ce que dois, advienne que pourra.(為すべきことを為せ)」の人です。最近その人の言葉がぐさっと刺さります。以外と難しい。

 お出かけスポット(?)として葛西臨海公園です!
個人的に大好きで、地区計画としても有数の成功例ですね。何度か行ってますが、写真は去年の春ごろのものです。
居心地が好いから!というのが感覚的な理由でしょうが、一応理由を説明させていただくと、

1、東京近郊なのにスケールがとても大きいこと
・・・新宿御苑よりも大きく、植物園や水族館を内包しており、道幅も日本の公園にしてはとても広い!開放感のある場所というのは居心地が好いものです。同じ大都市近傍の大公園として有名な、ミュンヘンのEnglischer Garten(英国庭園)に広さこそ劣れど、質的には負けないんじゃないでしょうか?こっちも何れ紹介したいですね!

2、谷口吉生さん設計のアトリウム、葛西臨海水族館が素晴らしい
・・・良い建築がないと!台無し!ということで、実際にガラスを贅沢に使った設計は素晴らしいと思います。アトリウムは無料ですしね。ちょっと内部の熱環境には疑問がありますが、めちゃくちゃ暑くなるわけでもないです。特に葛西臨海水族館のドーム部はモニュメント性があり、設計の良さが伺えます。デフォルメされて特定できる建物(つまりモニュメンタルな建物)、はその周辺環境との調和が基本的には難しく、例えば三鷹の「天命反転住宅」なども、人目は惹きますが、一瞬ギョッとすると思います。その点、公園の中にあり、周囲と溶け込んでる感じがしますね。この写真が周辺も分かって素晴らしいと思います。葛西臨海水族館は次の投稿にしますよ!

3、アクセスの良さ
・・・ディズニーランドのお近くでイクすピアリがある舞浜駅の一歩手前の駅!また実は水上バスが出ているので、東京の主要観光場所をクルーズできます。詳しくは、こちら。


と色々言いましたが、葛西臨海公園良いね!ってことです。


まず駅を降りると、噴水がお出迎え。


アトリウムへのプロムナード。広くて素敵ですね。広島の平和資料館と同じような構図が見て取れます。モダンアーキテクチャーと呼ばれる方々(谷口先生も含め)は特にその建築の見え方にこだわっていて、その建物への動線とそこに至るまでに見る景色を重視していました。


アトリウムからの景色。みなさんのびのびしていますね。



アトリウムの二階の中通路です!ここから海が望めます。


遠くにディズニーランドが見えなくもない・・・・水族館のドームが見えますね。Richard Buckminster FullerのGeodesic Dome(モントリオール万博)を彷彿とさせます。1851年のロンドン万博博覧会以降クリスタルパレス(水晶宮)建設以降、ガラスの空間は建築家を魅了し続けて止まない気がします。


公園内は自由に散歩できます!特に野鳥園が自分はお勧めです。こんな感じ。歩きやすいし、自然と触れ合えるし、リフレッシュにちょうどいいです。中にある資料館は子供に大人気でした。




望遠鏡で鳥を探すおとーとくん。結構見える見たいです。探し方のコツも特集してありました!



他に園内にはパフォーマーさんや、写真にあるような観覧車・館内列車など、遊べる場所が沢山あります。なんかこれでは葛西臨海公園のまわし者見たいですが、全然そんなことないですよ・・・・。

露店とかも出ていて、かなり個人的には過ごしやすかったです。

これほど大きな公園は都心にはあまりないので、リフレッシュに良いのではないでしょうか?
是非遊びに来た際には谷口先生のアトリウムを順路通りに訪れてください!

2015年7月8日水曜日

まち紹介:伊豆大島

ご無沙汰です。近況としては、就職活動なるものに終止符を打つ目処がついてきて、
自身の修士研究も少し軌道に乗ったのか・・・・・な?

ともあれ、最近はインプットばかり(また)してたので、何か書こうかなと思って。
あんまり皆さまが訪れる事の無いところでも。
今年2015年の春休みの椿祭り期間中に伊豆大島に行ってきました。
東京都とは思えないくらい長閑なところですね。

私は浜松町を徹夜明けの朝8時に出発するという意味不明な強行スケジュールにしましたが、
余裕がある方は一泊するのがお勧めです。
良いとこです。


朝の浜松町フェリー乗り場。
JR浜松町駅を出て、右にまっすぐいくとあります。
東京湾には島が幾つかあって、その中の八つの島にここから行けます。
フェリーはここから。
http://www.tokaikisen.co.jp/
私は行きは高速フェリー、帰りは遊覧客船で帰ってきました。
船、いいね!!大好き!!


高速フェリーとお出迎えしてくれる椿祭りの娘さん。

大島には、島をぐるっと囲むように舗装された道路が通っていて、その他は細い道です。というか、舗装されてなかったりけもの道だったり私道だったりします。

椿祭りの本会場はフェリーの停留所から見て島の裏側あたりの公園です。
椿祭り自体は街の各地で行われています。
バスが一時間に一本ぐらいは出てます。
が、私はそんな悠長なことは言ってられなかったので車借りました。
レンタカー屋さんは結構いっぱいあります。

途中で適当なけもの道に車を突っ込んで止まって撮影した島の風景。




と、東京都・・・・・?
椿祭りの本会場の近くに博物館があります。



様々な種類の椿が解説されてます。メルヘンな空間です。
私はこんなにたくさんの種類があるとは知りませんでした。


育てられてる椿。綺麗。


博物館の裏庭。ピクニックしてる人もいました。


本会場!!伝統芸能(?)が見れます。盆踊りや日本舞踊とはちょっと違うような印象を受けます。
私が見た会は、内輪と手ぬぐいで色々なものを表現しながら踊ってました。



海沿いの道路からの景色。
帰りは客船乗ったので、お見送りが豪華でした!!



ミス椿祭りがお見送り。素晴らしい。
客船の中はレストランとかありました。
自由席だったので、結構ずっと外の甲板にいました。
ゆっくり進むのですごくいい気分でした。


夕方の横浜港(途中停車)


夜のベイブリッジ。

東京から手軽に行けて、緑を感じれる、良い場所です。
欧州では週末は郊外でキャンプや山登りや公園でピクニック、みたいなのが多いそうです。
東京だと沢山公園はありますが、中々ここまで緑に囲まれる場所は無いような気がします。
特に何かあるわけじゃないんですけど、ゆっくりできます。
是非大島行ってみてください!

たまには緑の中でぼーっとしたいですね。